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The Day of Web Standards -Web標準の日-

Webデザイン

朝起きてシャワーを浴びてから、残ったナタクのパーツにサフェーサーを入れました。これで、なんとかあさってには、色が入れられそうです。
六本木ヒルズ
やってきました六本木ヒルズ今日は休みですが、朝から飛び起きて六本木ヒルズに行ってきました。目的は、月一回の楽しみにしているCSS Niteのスペシャルイベント「The Day of Web Standards(Web標準の日)」が行われる日だったからです。いやぁ、さすがに迷いました。六本木ヒルズ。49階に行けない。。。なんとかインフォメーションの方に聞いてたどり着きました。
240インチ!
240インチの巨大モニター!ついたのが会場少し前だったのですが、人もまばらで、並んでみたら、結局ほぼ最前列。待つこと数分、開場と同時に、毎度のことですが、最前列に陣取りました。今回は、ノートPCを持ち込んでOKとのことだったので、ノートPCをセッティング。次第に人が増え、周辺の人たちを見渡すと、いつものCSS NIteで顔見知りになった方もたくさんいらっしゃってました。おかげで、退屈せずに開演までの時間をすごすことができました。
木達一仁さん
木達一仁さん時間は11時5分。予定よりも5分オーバーで、開演。スタートは木達さんによる基調講演でした。テーマは「Web Standards: The Right Tool for the Right Job」。XHTMLとCSSをめぐる歴史を中心に、今日までのWeb標準の歩みを紹介されていました。最後に「Web標準という名の道具を使い、Webの可能性を最大限に導こう」という言葉で締めくくられた基調講演でした。実際に、自分も授業の中で、Webの歴史を少し離したりするので、その話題をより深めるのに、とても参考になりました。木達さんの話し方はとっても丁寧で、人に伝える話し方というのを意識されているのがよくわかります。この辺もインストラクターとして見習うべき点だと思うんですよね。
林岳里さん
林岳里さん木達さんの公演の後は、アドビシステムズの林岳里さんによるAdobeのSpry Frameworkを利用したAjaxの活用法を紹介でした。見ていて「ほぇ?、使ってみてぇ」と思う機能をいろいろ紹介していましたよ。今度サイトを覗いてみよう。林さんは、ステージの前方に進み出て、大きなジェスチャーを交えて遠くの人にも雰囲気が伝わる話し方をされる方でした。ここで、お昼の休憩になりました。一人で行っていたので、どこかのレストラン入れる状態でもなかったので、同じフロアにあるライブラリカフェで、コーヒーとサンドイッチを食べました。休憩後、午後のセッションです。
益子貴寛さん
益子貴寛さんまずはセッションAは、数日前に(X)HTML+CSS (r)evolutionでとても素敵な講演をしてくれた益子貴寛さんによる「Web標準を最大限に活かすディレクション&ガイドライン」でした。話の中で出てきた「XHTML+CSSによるサイト構築がもたらす経済効果は中長期的が前提」という部分に「なるほどー」と特に関心を覚えました。スクールの授業に組み込もうとすると、難しい内容が多かったですが、それでも、インストラクションの厚みを持たせるために必要な情報がたくさん盛り込まれていました。益子さんは、落ち着いた話口調で、聞く人間の集中力を引き出す話し方をされる方です。ここでも勉強になりました。今回、セミナーを受講するにあたり、パネラーの方々に聞いてみようと思っていることがありました。「自分が仕事でかかわるとして『実務経験はありませんけど、スクールで勉強しました』という人に対して、どのくらいのレベルを期待しますか?」という質問。やっぱりスクール出身者って、どーしても「どうせスクールで勉強しただけでしょ?」って思われちゃうんですよ。自分がそうでしたから。だからせめて、自分の生徒さんが面接に行った時なんかに面接する相手に「へぇ、そんなこともわかってんだ」と思わせたいじゃないですか。セッション終了後に益子さんにこの質問をぶつけてみました。益子さんからいただいた返答は「やっぱり、レガシーなテーブルレイアウトだけでは、今後は厳しい。やはりCSSレイアウトが必須になりますね」とのことでした。う?む、やっぱりねぇ。。
長谷川恭久さん
長谷川恭久さん益子さんの後は、セッションB。長谷川恭久さんによる「Web標準テクノロジーの上手なマッシュアップ」でした。プロジェクト全体を見渡し、共通のルールを使って行こう。ただ、あまりWeb標準ってことばを枷にして、HTML4だから悪いサイト、みたいな小さな物事の見方はしないようにしよう。といったことをいろいろな例をあげて聞かせてくれました。「Human first Machine Second - 人に対して第一。マシンは二の次」と締めくくっていました。全体的にとても面白い話がきけました。スニペッツは、すぐに活用しようと思いました。以前css niteで拝見した時から思っているのですが、人を魅了する話し方をする方です。カリスマ性ってのは、こういうことを言うんだろうなぁ、というのが直接な感想です。やすひささんにも、講演終了後、名刺交換をしていただき、質問をぶつけてみました。いただいた回答は次のとおり「Webは紙とは違う、という認識を持ってもらうこと。それがあれば、実際にテクニックは仕事で追い込まれてから覚えていくもんやと思います」とのこと。なるほど?、確かに、DTP業界にいる人が授業を受けにくることがとっても多いので、この考え方を説明する必要はありそうです。
中村さん+河内さん
中村さん+河内さんその後のセッションCでは、「すぐに役立つWeb標準テクノロジーの効率化テクニック」と銘打ち、中村享介さん+河内正紀さんの講演でした。効率的なサイト製作とはなにか?という定義から、フロントエンドを構築する3つのテクノロジーとしてXHTML、CSS、JavaScriptをあげ、実際の活用方法のノウハウを紹介してくれました。今日一日の中でもっともテクニカルな内容をやってくれたのが、このセッションです。2人は、あまり人前で話すのが大好き、というタイプではなかったのですが、2人のやりとりがコントみたいな絶妙な間を持っていて、ところどころでおいしい笑いを誘っていました。セッション終了後、中村さんと名刺交換をしてもらい、質問。中村さんの返答は以下のとおりでした。「とりあえず細かい技術よりも、サイトの作り方の流れを知っていてもらいたいです。入ってきてアップロードの話になったときに『FTPってなんですか?』と聞かれるとちょっと…」とのこと。なるほど、テクニカルよりも全体の流れね。。リニューアルの時に、もうちょっと全体のフローに沿ったような授業進行にしてみよう。ここでの休憩時間に、客席にたにぐちまことさんを見つけ、図々しくも名刺を交換していただきました。そして、たにぐちさんにも質問。回答は次のとおりです。「自分もWAOで教えている講師なので、どこまで教えればいいのかが難しいのはわかります。実際にビジネス的な話もしますが、やっぱり基本的なタグの書き方とかは覚えておくべきだと思います。古いタグを知るべきかどうかは判断しづらいところですけどね…」突然の失礼な申し出にも、とても丁寧に答えていただいて印象のいい方だなぁ、と思いました。
植木真さん
植木真さんセッションDでは、植木真さんによる「Web標準、SEOにも通じる“攻め”のアクセシビリティ」でした。植木さんは、インフォアクシアの代表の方なんですが、「Web Accessibility Toolbar」は、スクールで活用しています。今度、授業でも紹介しようかと思っています。インストラクターになりたてのころ、相方に「色盲の人にやさしくないデザインってのがあるんだよ。そういうのを授業でやんなよ」と言われていました。その後、自分でもWebの勉強をつづけるうち、やはりぶつかったアクセシビリティの壁。今は、授業にアクセシビリティの話も盛り込んでいます。そういった上で、さらにその方面の深い話がきけたのは、とても有意義でした。
神森勉さん
神森勉さんそして、その後のセッションEは、今日の内容で、個人的にもっとも興味があった「Dreamweaver 8/Contribute 3を使ったWeb標準実装ガイド」です。神森勉さんがパネラーです。Dreamweaverの歴史のお話から入り、実際のDEMOを交えてDreamweaverの便利機能とかを紹介しれくれました。ひとつひとつが、直接的に関係ある内容だったので、すっごく楽しかったのですが、いろいろ紹介をしてくれていたせいもあり、後半の時間がなくなってしまい、一番楽しみにしていたContributeの部分がほとんど割愛になってしまいました。これが少しだけ残念でした。セッション後、名刺を渡してお話をしましたが、時間がおして休憩時間がほとんどないこともあって、あまりお話ができませんでした。なので、神森さんには、質問はぶつけられず・・
大藤さん+境さん+鷹野さん
大藤さん+境さん+鷹野さん
住さん+森川さん+森田さん
住さん+森川さん+森田さんそして、本日の最後を飾るのは、パネル・ディスカッション:「Web標準はビジネスをどう変えるか」というテーマで以下の6人がディスカッションをする、という内容でした。大藤 幹 さん(zspc)境 祐司 さん(学校法人阿佐ケ谷学園)住 太陽 さん(ボーディ)鷹野 雅弘 さん(スイッチ)森川 眞行 さん(アンカー・テクノロジー)森田 雄 さん(ビジネス・アーキテクツ)モデレータ/木達 一仁 さん(ミツエーリンクス)テーマが、かなり難しい内容でしたが、それぞれの視点でのディスカッションが行われました。やはり、話を聞いていて思ったのが、僕が一番、同調できたのが、境さんの意見です。境さんも教育者としてのポジションで物事を話されるので、ちょうど自分がおかれている悩みと一致するものが多く、森田さんとは意見の相違でなんどかぶつかっていましたが、どちらの言い分ももっともだな、と思いました。「Web標準」という言葉をとらえる時に、それぞれ自分の置かれている境遇で考え方が変わるものだなぁ、というのが感じたこと。今後しばらくは、こういった議論があちこちで起きるのだろうと思います。そのとき、自分の意見がはっきりといえるくらいのビジョンは持っておこうと思いました。パネルディスカッションを最後に、今日の10時間におよぶセミナーは終了しました。
鷹野さんお疲れ様でした
お疲れ様でした鷹野さんセミナー終了後は、同フロアのライブラリカフェを借り切っての懇親会がありました。まずは軽く食事でおなかを膨らませてから、以下の3名と名刺交換をしてもらい、質問をぶつけてみました。
森田雄さん「うちは、未経験者はとらないけど、スクールは、どうしてもカリキュラムを考えないとならないんだろうけど、デザインを勉強した人の方がいいんだよね。教えないんでしょ?そういうの。あとは、その人がどうしてWebページを作るのか、どういう思いでサイトを作ってるのかを聞く機会を作ったらどう?いっそパネルディスカッションしちゃうとかさ」木達さん「うちがそういう人の面接をするとしたら、まず、仕事じゃなくていいから作品を見たいですね。ソースを見たい。情熱を感じられればうちは大歓迎。自分なりに情熱を持って勉強していれば、W3Cのサイトとか、英語わからなくても、日本語訳のサイトもありますよね?そういったところに行き着くと思うんですよね」大藤さん「未だに古いやりかた教えてるスクールがあるでしょ?それだと実際厳しいと思います。なぜCSSのレイアウトをする必要があるのかを知ってもらうといいと思いますけど。それぞれの方で違った考えを伺うことができました。かなり広い幅で、意見をもらうことができたので、今後の授業改訂の中に反映させていきます。最後にパーティ途中でしたが、鷹野さんにあいさつをして、一足早く会場を後にしました。いやぁ、本当に有意義な一日でした。たのしかった。家に帰ると、注文していたドラゴンPCが届いていました。予想はしていましたが、箱がでかっ!開封および写真は後日アップすることにします。